前屈、後屈時の腰の痛み

このような経験は、ありませんか?
反ると腰が痛い
前かがみになると腰が痛む

骨盤の構造的な緩みにより起こっている症状かもしれません。

骨盤の解剖学的な話をします。

仙腸関節は、背骨の土台となる仙骨と、骨盤を構成する腸骨が組み合わさってできています。
この仙骨が、まさしくテーパー(先細り)の形をしているため、骨盤の関節に独特な安定性をもたらしています。

くさびのような仙骨
仙骨は逆三角形で、上部が広く、下部に向かって細くなっています。
この形状が、くさびのように左右の腸骨の間にしっかりと挟まることで、関節全体を安定させています。

かみ合わせの凸凹
さらに、仙骨と腸骨の関節面は、単に滑らかな面ではなく、複雑な凹凸の形状をしています。
この凹凸が互いにしっかりと「かみ合う」ことで、上下からの圧力がかかってもズレにくく、高い安定性を生み出しています。
このテーパー構造と関節面の凹凸により、仙腸関節はほとんど動かない(数ミリ程度のわずかな動きしかしない)強固な関節となり、上半身の体重を効率的に下半身に伝え、歩行や姿勢を安定させる役割を担っています。


前屈や後屈は、脊椎だけでなく、骨盤が一緒に動くことでスムーズに行われます。
痛みが出るのは、この骨盤の動きが不安定になっている可能性があります。
骨盤のテーパー構造に「緩み」が起こることによって本来は、仙骨が、左右の腸骨(ちょうこつ)の間にくさびのようにしっかりとはまり込むことで、骨盤全体が安定していますが不安定になります。

テーパー構造が緩み、骨盤の土台がグラグラになると、次のことが起こります。

関節性の痛み
■前屈や後屈で骨盤が動く際、不安定になった関節に無理な力がかかり、痛みを感じます。

筋肉性の痛み
■本来骨盤が担うべき安定性を、代わりに腰の筋肉(脊柱起立筋など)が頑張って支えようとします。
その結果、筋肉に過度な負担がかかり、緊張や疲労がたまって痛みに繋がります。


つまり、「骨盤という土台が不安定なため、その上にある腰の筋肉が頑張りすぎて悲鳴を上げている状態」が、前屈・後屈で腰が痛む原因だと説明できます。

■ゆるんだ骨盤、ずれている可能性のある骨盤の調整を行います
正しく診断をつけて骨盤の状態を生理的な範囲に調整します。
そうすることで土台が安定し前屈、後屈(反り)をスムーズにします。

■脊椎を整え、関節の連動性を整えます。
脊椎は、30以上の骨が連なって構成されています。
それぞれ関節があり30以上の関節もあり全部が動くことで前屈、後屈が行われます。
特殊な器具を使い脊椎の微小なずれを修正し関節なめらかに動くように調整します。

■負担の起こっている筋肉の緊張を取り修復します。
体を支えるために緊張が強くなっている筋肉を整えます
特殊なローラーを使って整えるため指で押してほぐすマッサージ的な施術とは違いより効果が実感できます。


■2つ以上の整骨院や病院に行ったが良くならなかった、効果を感じられなかった

■回数券の押し売り、サブスク契約、何十万円もする物販の営業をされて嫌な思いをした
■担当者が毎回変わり治療の内容が薄く信頼できる先生に診てもらいたい
■自分の身体の状態を理解してしっかりと治していきたい

上記のお悩みがございましたら一度ご相談ください。
また「これは診てもらえるのかな?」という疑問も、お気軽にお尋ねください。
早期にご相談、対応できれば手術を回避できるケースもあります。

今回もブログにお付き合いいただきましてありがとうございます。
私の治療や経験が皆様に役立つことがあれば幸いです。

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