症例報告

主訴

肩、首こりがひどい
腰痛は右側にあり
右ふくらはぎのつっぱる感じ

特に肩の凝りは特に強くとてもしんどさがありしかも何年も前からの状態ということです

どこに行ってもマッサージなどをして対症療法的なものならば時間とお金をかけても無駄になってしまうので今までどこにも通っておらず我慢していたとのことでした。

確かにそうだなと思いました。
一時的に良くなってもまた辛さが出てしまうこれでは時間とお金が無駄になってしまう
また様々な院がありどこに行っていいのかわからないという時代です。

高額な治療院がいい治療内容かというと必ずしもそういえない
比較的安い治療院でもしっかりと対応してくれるところはあります。
また、様々な治療やプラン内容があり自分に合うかどうかなどは特にわからないところだと思います。

さて、話を症例に戻します。まずは、問診からです。
問診では、悩み、不調、現在の症状を聞かせていただき過去の既往歴、日常生活のことを聞いていきます。
その後、検査をしていきます。
検査もよくありがちな姿勢の写真を撮るようなものではなく医学的に根拠に基づくものを行います。
検査の際に気がついたことがありました。

それは今回の症状は、おそらく尾骨部の強打があり屈曲変位を伴っている可能性があること
それにより仙骨部から腰椎の伸展を失っている可能性があることです。
やはり強く尾骨をぶつけた既往歴がありました。数日間痛みが強く出ていたとのことでした。
しかし、特に治療を受けたわけでなくそのままで痛みがなくなり忘れていたとのことです。

尾骨とはいわゆる「しっぽの名残」です。人間では退化していますが、姿勢や骨盤の安定に関わります。
また、人の尾骨には飛行機のラダーと同じ役割があると言われております。
ラダーは、機体の左右方向の動きに関与しています。
尾骨を強打して屈曲しているということは、それに伴い脊椎全体が屈曲して伸展を失っていきます。



特に骨盤には大きく影響します。
今回の症状例は、特に仙骨の後傾が出ていました。

肩の凝り、腰痛には姿勢が関係するとよく言われたものです。
ではなぜ姿勢が悪くなるのか?

同じ姿勢をしているから?
無理な体勢をしているから?
インナーマッスルが弱いから?
確かに関係なくはないと思いますが

しかし根本には人の骨格が重力に対応した結果であると考えられます。
重力対応は、長い時間をかけて体が変化していきます。

肩こり、腰痛は、筋肉が硬くなっているところを取ること、支えが弱くっているところは鍛えることが出来れば症状は落ち着くと思いますが根本的な問題が取れていなければ繰返しになってしまいます。  

尾骨、仙骨には多くの靱帯、筋肉が存在していますので筋肉、靱帯の伸長ができるように調整します。尾骨自体が自然な可動域を獲得できるようにしていきます。

特殊なローラーを使います。
手技で調整するよりも効果的に行うことができます。


古傷を修復していくので時間がかかると読んでいますが経過観察しながら診療に取り組んでいきます。

•2つ以上の整骨院や病院に行ったが良くならなかった、効果を感じられなかった
•回数券の押し売り、サブスク契約、何十万円もする物販の営業をされて嫌な思いをした
•担当者が毎回変わり治療の内容が薄く信頼できる先生に診てもらいたい
•自分の身体の状態を理解してしっかりと治していきたい

上記のお悩みがございましたら一度ご相談ください。
また「これは診てもらえるのかな?」という疑問も、お気軽にお尋ねください。
早期にご相談、対応できれば手術を回避できるケースもあります。

今回もブログにお付き合いいただきましてありがとうございます。
私の治療や経験が皆様に役立つことがあれば幸いです。

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