腰の痛みの原因
症例報告です
過去の怪我が影響しているかもしれません
左腰の痛みを訴えて来院されました。
・特に立っていると左仙腸関節部〜腰部に痛みが出現してくる
・坂道を下った後に痛くなる
(常に痛みがあるわけではない)
特定の動作による痛みがある場合には、その動きから読み取ることが必要だと考えております。
幸い常に痛みが出ている訳ではないので状態もそこまで進行していないものと予測できます。
しかし調子の悪い時には、大腿後面の痺れが出現し整形外科では、レントゲンの異常はないと診断され電気治療をしてシップと痛み止めが出たとのことでした。
尻もち損傷の既往歴
このような兆候は、典型的なものとして尻もち損傷による骨盤(仙腸関節)のダメージが予測できます。
患者さま本人に聞いたところやはり学生時代に受傷があったとのことでした。本人の中でも大きな出来事だったとのことでしたので鮮明に覚えておられました。
尻もち損傷により骨盤にダメージを与えてしまうと正常な範囲を超えて動きが加わりやがて痛みや不調として体に現れてきます。

尻もちをついてしまうと骨盤にダメージが加わり後方回転の力が加わります。
受傷してその場での痛みが出現する方もおりますが学生時代などの怪我だとまだ骨盤の関節がしっかりと固まっておらずある程度の柔軟性を持っているため時間経過とともに今回のような兆候が出てくることも多々あります。
実際の処置
①腸腰筋バランスを整える
腰痛に対して腸腰筋バランスは、重要な指標になります。
唯一、体幹と下肢をつなぐ筋肉です。腰椎から股関節に斜めに2本の筋肉が走行しています。腸腰筋の緊張に左右差が生まれると下肢と体幹の運動の連動が取れず体のズレにつながります。

②リダクターによる脊椎調整
骨盤の処置をする前に脊椎を整えます。
骨盤の受傷から始まっている症状だと予測しているので治療していくときは、逆行して処置していきます。
例)骨盤→脊椎(腰痛)で悪くなったのならば
脊椎→骨盤で処置していく
体の兆候は、上書きされていくので最後の最後、治療が進んでくると本当の原因が残ります。
③pitの処置 骨盤矯正
骨盤の矯正です。後方にズレた仙腸関節を調整します。しかしそこまでの抵抗感(引っかかり)が感じなかったのでドロップ(インパクト)しませんでした。無理に使わなくてもいい症状だと判断しました。※なんでもかんでも矯正はしませんので

そして治療後に
セルフ体操
アイシング
荷重を左にかけないように歩き出し、階段も右から意識
深く座り込まないように
をお伝えして終了です。
※日常生活のちょっとした動作はかなり重要です。
今回の症例は、時間経過とともに改善していくと予測していますので経過をまとめていきたいとおもいます。
このようなお悩みがある方は
当院でお役に立てると考えております
•2つ以上の整骨院や病院に行ったが良くならなかった、効果を感じられなかった
•回数券の押し売り、サブスク契約、何十万円もする物販の営業をされて嫌な思いをした
•担当者が毎回変わり治療の内容が薄く信頼できる先生に診てもらいたい
•自分の身体の状態を理解してしっかりと治していきたい
上記のお悩みがございましたら一度ご相談ください。
また「これは診てもらえるのかな?」という疑問も、お気軽にお尋ねください。
早期にご相談、対応できれば手術を回避できるケースもあります。
今回もブログにお付き合いいただきましてありがとうございます。
私の治療や経験が皆様に役立つことがあれば幸いです。