肘が原因で起こる前腕のだるさと痺れ
今日は「前腕(肘から手首まで)のだるさ」や「手、指のしびれ」についてお話しします。
「なんとなく腕が重い」「肘を伸ばすとだるさが強くなる」「長時間スマホやパソコンをすると手、指が痺れてくる」
このような症状がある方は、肘に原因が隠れているかもしれません。
なぜ前腕がだるくなるのか?
大きく2つあると考えられます。
①神経性によるもの
前腕にはたくさんの筋肉や神経、血管が通っています。
その中でも肘の内側を通る「尺骨神経(しゃっこつしんけい)」は、小指や薬指、手のひらの一部にまでつながっています。
また、外側には「橈骨神経(とうこつしんけい)」が通り手背側側につながっています。
これらの神経の牽引や滑走不全により痺れや感覚的なだるさが出現する可能性があります。
肘には、前腕や指を動かす筋肉が集まっていて、ここが硬くなると神経の通り道が狭くなってしまいます。これもだるさやしびれの原因になります。


②血管性によるもの

前腕には、無数の動脈、静脈が通っています。前腕軸の捻じれ、前腕の硬化、関節の動作不全などにより血流が阻害されだるさや痺れが出現する。
関節の潤滑不全という考え方
関節の中は本来「なめらかに」動くようにできています。
関節は、骨と骨が直接こすれ合っているわけではありません。
関節の中には「関節液」という潤滑油のような液体があり、それによって動きがスムーズになります。
しかし疲労や使い方のクセで筋肉や靭帯が硬くなると、関節の動きが悪くなり関節の滑らかさが失われる「潤滑不全」と呼ばれる状態になります。
つまり「関節の油切れ」のような状態で、放置すると動きの制限や痛み、神経への負担につながってしまうのです。

よくある症状
■前腕が常に重だるい
■肘を伸ばすとつっぱる感じがあり伸ばしずらい
■手、指がしびれる感じがある
■長時間のスマホやパソコン作業で悪化する
もしこれらに当てはまる場合、単なる疲労ではなく神経や関節の動きが関係している可能性があります。
改善のために整体院で出来ること
■肘の動きをなめらかにする施術
■関節の動きを正常に運動させる

■神経伝達を回復させる調整
■前腕~手の筋肉の硬さを取っていく
局所的な改善と原因的解決どちらにも同時にアプローチしていきます。
しっかりと対応すると解決できることの多い症状です。
→放置するとどうなるの?
「ただのだるさだから」「疲れが出ているだけ」と放っておくと、
神経の症状が悪化して、握力が落ちたり、感覚が鈍くなったりすることがあります。
早めに対処することが大切です。
握力低下、感覚異常が出たら当整体院ではなく早めに医療機関の受診をお願いします。
さらにこのようなお悩みのある方は、当院でお役に立てると考えております
■2つ以上の整骨院や病院に行ったが良くならなかった、効果を感じられなかった
■回数券の押し売り、サブスク契約、何十万円もする物販の営業をされて嫌な思いをした
■担当者が毎回変わり治療の内容が薄く信頼できる先生に診てもらいたい
■自分の身体の状態を理解してしっかりと治していきたい
上記のお悩みがございましたら一度ご相談ください。
また「これは診てもらえるのかな?」という疑問も、お気軽にお尋ねください。
早期にご相談、対応できれば手術を回避できるケースもあります。
今回もブログにお付き合いいただきましてありがとうございます。
私の治療や経験が皆様に役立つことがあれば幸いです。