他院とは違う治療へのこだわり
私は、普段特別な治療器具を使って診療を行っております。
特殊な治療器具を使うことで手技で治療するよりもより正確に治療することが出来る上に症状に対して効果を最大限に発揮することができます。
今回は、特別な器具ではなく皆さんも手に入る氷嚢です(笑)

氷嚢に水を入れて水圧をかけながら関節を動かすことで矯正をしていきます。
関節に適切な圧力がかかっていないと可動域が悪くなってしまいます。
=非荷重状態といいます。
通常体には、重力による荷重が適切にかかっており潤滑しています。

しかし体の歪みによって正しく荷重がかからず適切な潤滑が得られなくなります。
そこで水圧をかけながら関節を動かしていきます。水という物質の性質状、非圧縮性流体といい形状を変えながら関節に合わせて矯正をかけることができます。
また氷を入れてアイスマッサージにも使います。

この図は、ビニールですが氷嚢でやると動かしながら冷却出来るので冷却効果が高いです。
特にこの時期は、暑さで体に熱が溜まりやすく鬱熱状態になり体に負担がかかりやすいです。
熱が体に溜まるとどうなるのか?

体の中が温まってしまいます
体のタンパク質でできています。
タンパク質は、熱に弱いので温度が少し上がるタンパク質の分子構造が壊れてしまいます。
不可逆性といい一度壊れた構造は、戻りません。
例)卵を茹でるとゆで卵になり元には戻りません。
痛みも炎症が起きているので局所冷却をお勧めします。
また、体内の水分(血液)が温まり体が沸騰している状態になってしまいます。
首、鼠蹊部、腋窩など大血管の通っている場所を効果的に狙います。生理的局所冷却といい局所的に冷やしていきます。

体に余計な負担がかからないように生理性を心掛け診療に当たっております。
自然界の中での生理とはなにか?
人工的な力を限りなく除去する
私の診療に派手さは全くありませんが確実な方法をとっております。
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