特別な治療器具を使って診療を行っております。特殊な治療器具を使うことで手技で治療するよりもより正確に治療することが出来る上に症状に対して効果を最大限に発揮することができます。
様々な種類の器具があり用途に合わせて使い分けていきます。
置性系ローラーです。

軟部組織を整えるのに使っていきます
(軟部組織とは、筋、腱、靭帯、皮膚、血管、神経など柔らかい組織の総称)
具体的に
①筋肉の滑走性を出す
②腱、靭帯の伸長率を高める
③軟部組織の水分を移動させて細胞脱水を防ぐ
④軟部組織の組織の回復の促進
⑤筋、靭帯等の走行の修正
①筋肉の滑走性とは?
筋肉は、紡錘状の形態をしています

ひとつひとつ、たくさんの繊維が集まった形です
筋肉が収縮、伸長するには、滑走(滑る)運動が必要

一部に滑りが悪いところがあると筋肉の収縮や伸長が上手く出来なくなる
ローラーをかけることで全体が収縮、伸長しやすくなる
② 腱、靭帯の伸長率を高める
一般的には、数%の伸長率と言われています
伸長出来ない状態ですと、怪我(痛み)のリスクが高くなります
筋肉を柔軟な状態にしておくことで伸長率が高まります。
③軟部組織の水分を移動させて細胞脱水を防ぐ
④軟部組織の組織の回復の促進
軟部組織の状態が悪い時には、水分が足りていない可能性があります。(水を飲めばいいとかではないです)
ローラーをかけることで水分の移動を起こして自然治癒力を高めていきます
⑤筋、靭帯等の走行の修正
日々の生活の中で体の使い方、歪み(重力線からの逸脱)の中で筋肉の走行が捻れて行ってしまいます。人の体は捩れに弱いので捻れている状態が続くと痛みや不調として現れます
ローラーをかけると筋走行が真っ直ぐになります。
イメージは、このようなローラーで地面を均しているのと同じです。

軟部組織だけで考えても①〜⑤の効果が期待できます。
また、体全体で見た時に人の身体は、テンセグリティ構造になっていて全体のバランスを整えるのにも作用します。

自身も診療の際には、かなり助けてもらっています。
やはり人の手で行う手技よりもしっかりとした治療器具を使う方が効果が期待できると思います。
ほかにもこのローラーの形やかけ方にも秘密があると思いますがそれは、また次回以降にしたいと思います。
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