生体潤滑理論】関節の“動き始めの痛み”には理由があります

こんにちは。大塚武明です。
今回は、当院の治療方針や考え方の一部である「生体潤滑理論(バイオトライボロジー)」についてご紹介します。

「難しい言葉だな」と思われるかもしれませんが、ご自身の関節の痛みや違和感と深く関係している大切な理論です。
ぜひ、以下のようなお悩みがある方は読み進めてみてください。

✅ このような症状がある方はご注意ください
• 朝や動き出しの時に腰が痛む
• 股関節を動かすと引っかかる感じや音がする
• 体重をかけると膝が痛い
• 膝の曲げ伸ばしがスムーズでなく、引っかかる or 痛む
• たくさん歩いた後、足の痛みが強くなる

🔍 生体潤滑理論(バイオトライボロジー)とは?

「生体内での相対運動下で干渉しあう面及び関連する諸問題とその臨床応用を対象とする学問」

関節には、2つの面が接触しながら捻れたり、滑ったりする構造があります。

静止しているものを動かす際や運動中の状態を維持する時には、外部から抵抗する力が生じる
=運動を維持するには、抵抗よりも大きい力を作用させる必要がある
この抵抗力のことを摩擦力という

▷ 特に、動き出す瞬間に摩擦力が最も大きくなります

そのため、「動き始めに痛い」という症状はこの摩擦力と関係していると考えられます。

💡 摩擦力を減らすために必要なのが「潤滑」です

関節面に潤滑液やコロイド状の物質があることで、摩擦力は大きく減少します。
この働きを「関節潤滑」と呼びます。

潤滑が不十分な状態では、摩擦が大きくなり
• 組織の摩耗
• 運動エネルギーによる熱変換
• 関節の破壊

などの問題が起こりやすくなります。

🧠 生体潤滑の目的は?

  1. 摩擦による熱から組織を守る
  2. 摩擦そのものを減少させる

つまり、関節の動きを保つためには潤滑の働きが非常に重要なのです。

当院ではこの理論を踏まえて施術を行います

あなたの関節の痛みや動きの悪さは、「潤滑の低下」が原因かもしれません。

全身の検査を行い、根本的な原因を見極めて治療を行います。
• どこに行っても治らなかった
• 信頼できる先生にしっかり診てもらいたい
• 自分の身体の状態を知りたい

そんな方こそ、ぜひ一度ご相談ください。

💬 まずはお気軽にご相談を

「これは診てもらえるのかな?」という疑問でも構いません。
早めにご相談いただくことで、将来的に手術を回避できる可能性があります。

コメント