こんにちは。
大塚です。
今回は、私が施術の中でも大切にしている「アイシング(冷却)」についてお話しします。
■ なぜ冷やすのか?アイシングの目的
ケガや痛みがあるとき、よく「冷やしたほうがいい」と言われますよね。
これは、ただ感覚的な話ではなく、医学的・生理的にもとても大事なことなのです。
アイシングの目的は一言で言えば、
「熱を取り除くこと(熱感のコントロール)」です。
■ 炎症=熱がこもっている状態
痛みの多くは、体内で「炎症」が起きている証拠です。
炎症がある部位は、熱を帯び、細胞や組織に負担をかけてしまいます。
人間の体は約60〜70%が水分、15〜20%がタンパク質でできています。
このタンパク質は熱にとても弱い性質を持っているため、
炎症で局所が高温になると、細胞レベルでのダメージが起こる可能性があるのです。
特に41℃以上になると、細胞の循環障害や破壊が起きるリスクがあります。
(※これは、タンパク質の立体構造が変化してしまうためです)
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■ 冷やすことで期待できる効果
アイシングによって熱を取り除くと、以下のような良いことが起こります:
• 過剰な免疫反応や炎症の広がりを抑える
• 組織へのダメージを最小限にする
• 細胞の正常化や、自然治癒力の発揮を助ける
つまり、「しっかり冷やす」ことは、治る環境を整える行為です。
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■ ケガの初期対応には「POLICE処置」が基本
ケガや急性の痛みの場合、
現在は「POLICE」という処置法が基本とされています。
• P:Protection(保護)
• O:Optimal Loading(適切な負荷)
• I:Ice(冷却)
• C:Compression(圧迫)
• E:Elevation(挙上)
この中でも「Ice(冷却)」は非常に重要な位置づけで、
初期対応を正しく行えるかが、その後の回復に大きく影響します。
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■ 痛みや不調を感じたら、まずはご相談ください
当院では、単に患部を冷やすだけではなく、全身の検査を行い、本当の原因を見極めた上で施術を行っています。
• 他の整骨院や病院で良くならなかった
• 信頼できる先生に診てもらいたい
• 自分の身体の状態を詳しく知りたい
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
「これは診てもらえるのかな?」という疑問も、お気軽にお尋ねください。
早期にご相談、対応できれば手術を回避できるケースもあります。
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