【歩くこと】と実際の症状について

実際の症例

自身の診療の中で歩くことの重要性を伝えています

大きく言うと歩くことにより全身の潤滑が達成されます

結果的に体が整います。

脊椎を反った際に痺れが出る方、歩いていると足がしびれてくる方へ
当てはまる場合は、ご相談ください

実際の臨床での患者さんの話しをします

50歳代 男性 
足の痺れが出ている

歩くと痺れが強くなる

脊椎を伸展(反る)と強くなる

診察していくと両側の非荷重があり
L〉R見立てを付けました

非荷重状態が長く続くと腰椎の伸展は失われていきます
※猫背の姿勢になっていく


せっかく二足歩行で獲得した生理的湾曲が失われます。
それに伴い脊椎全体の生理的な可動性も失われ潤滑を失い脊椎が硬化していきます。
硬化と聞くと後縦靭帯骨化症、強直性脊椎炎、変形性脊椎症などを思いうかべるかと思いますが、疾患名が付かないものでも脊椎の関節の動きが硬くなっていることも見られます。


脊椎の動きが悪い状態ですと骨盤の関節で代償していきます
本来、脊椎と骨盤で相互に力受けたり逃がしたりをコントロールしています。


そうすると本来、各関節が動くことにより力学的ストレスを逃がしていますが可動性に問題があると神経、血管に直接的に牽引力をかけてしまいます。
神経、血管は、牽引ストレスに弱いので脊椎を伸展した際に痺れが出ていました。


そこで歩行の話です。
自身が診療の際にはスクリーニング検査を行います。(重力線からの逸脱を検知)

何回か治療することにより症状緩和とある程度の生理範囲になりましたが、どうしても取り切れない部分と状態が戻ってしまうところがありました。
WB体操もお伝えしましたがその場でのスクリーニング変化は出ますが、これも歩行には、勝てず。


今回は、前回の治療から2週間後でした。

そうするとスクリーニング検査にかなりの変化が出ておりました。
なぜと思い聞いてみると
毎日30分歩くことをはじめたとのことです

脊椎を伸展した時の痺れ感もほとんどなくなり純粋に【歩くこと】の大切さを認識しました。

とはいえ、初めは歩くと痺れが出ていたが治療により歩けるようになったのは大きかったと思います。きっかけを作ることは必要だと思いました。

引き続き診療の中で歩くことの重要性を伝えていこうと思います。




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