「立ち上がるとクラッとする」
「朝、起きたときに目が回るような感覚がある」
そんな経験はありませんか?
意外かもしれませんが整体院、整骨院にも相談される方はいます
年に十人ほどは診ていると思います
※いきなり第一選択肢に入ることはないですが、来院されることは、少ないですが脳神経外科等の病院を受診後に異常がないと言われたと来院されることがあります
様々な原因が考えられます。
当院のめまいの考え方
めまいの種類
起立時、起動時に起こる目眩
急に立ち上がったとき、「ふわっ」とする、あるいは「クラッとする」原因のひとつは、脳に送られる血流が一時的に減少することにあります。これを「一過性脳虚血発作(TIA)」と呼ぶことがあります。
特に関係が深い血管は
• 内頸動脈:脳の大部分に血液を送るメインの血管
• 椎骨動脈:脳幹や小脳に血液を送る血管
頸椎のズレから影響がでることもある。
これらの血流が一時的に減ると、小脳や脳幹の働きが鈍り、「回転性めまい」などが起こるのです。
重力とバランスのメカニズムから考察する
単なる血問題だけではなく、「重力に対する身体のバランス機構のエラー」が関わっているケースがあります。
頭位軸平衡慣性系とは?
人の体には、顎(顎重錘)の状態により「頭の位置」と「重力との関係」を感知し、バランスを取るシステムがあります。
これを「頭位軸慣性平衡系」と呼びます。
めまいは「タイミングのズレ」で起こる
身体は本来、重力方向にむかって立つという高等な機能を持っています。
しかし、姿勢が歪んでいたり、体の使い方が非生理的だったりすると、正常な神経伝達速度が得られず、ほんのわずかな「タイミングのズレ」が起こります。
このシステムは、
• 内耳(前庭器官)
• 小脳・脳幹
• 視覚情報
• 深部感覚(足裏や関節など)
などに情報を送り、身体の姿勢や動作をコントロールしています。
• 足裏の感覚が正確でない
• 骨盤(WB)が歪んで重力線がブレている
• 首の筋肉が緊張して視覚や内耳からの情報処理が乱れている
などがあると、情報の統合がうまくいかず、バランスを崩して「めまい」として感じるのです。
ほかにも自律神経の問題や内臓器からおこるものもあります。
めまいは「身体からの警告」
起立時のめまいは、単なる「血圧の問題」や「疲れ」ではない
身体のバランスシステムのエラーや重力に対する姿勢の不適応が原因の場合もあります。
もし「立ちくらみ」や「ふわふわ感」が続くようなら、
早めに身体のバランスチェックを受けてみてください。
当院では、身体の軸・バランスを整える施術とセルフケア指導を通じて、根本的な改善を目指します。
めまいでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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