【日常生活に潜む癖や動作が体に与える影響】

実際の症例

日常の中で癖、動作が体に与える影響

当院では、患者さんの体を診ていく中で日常生活での癖を聞いております。
様々な座り方により体への影響が出ます。
→足を組んで座ってしまうことなどです。

例えば


①高枕
②肘枕による横寝
③体育座り、足の投げだし座り
④あぐら座り
⑤足組み座り

以上のものが考えられます

①高枕 

頸椎後部が過度に牽引されて頸椎の本来の前弯を失ってしまう。

②肘枕による横寝

長い習慣にて脊椎の変性を助長する

③体育座り、足の投げだし座り

仙骨尖部の圧迫により小児期から成長期には、側弯症、脊椎の生理湾曲を失う原因となる

④あぐら座り

骨盤の開張と仙骨尖の圧迫障害が起こる

⑤足組座り

大腿骨テコにより寛骨が外側へ開張離開される

まとめ

当院の考え方である重力に対しての体のズレである
非荷重や外傷性角加速度損傷になるのは、日常の姿勢、動作の癖、職業上の姿勢、非生理的なスポーツ、交通事故や転倒による外傷などいろいろ原因が考えられる。
その中で姿勢の問題になるのは、高枕、肘枕による横寝、体育座り、足の投げ出し座り、あぐら、足組み座りなどがあげられる。
特に学校で行われている体育座りは、側弯症の引き金因子にもなるので注意が必要だ。

日常動作では、特に階段の昇り降りに注意が必要である。
日本の場合、狭いスペースに効率よく階段を設置しなくてはならないという制約から体型に比して段差が高すぎるという問題がある。
昇るときはさほど問題にならないが、降りるときは常にガツンガツンと衝撃を受け、外傷性角加速度損傷に匹敵する入力がある。また、階段を降りるときの骨盤クランクの動きは前方へ歩くときと逆の動きになり、非常に制御しづらい。

そういった、細かい事かもしれないがやがて大きな影響を与える癖や日常生活動作の改善指導に力を入れております。

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