【症例報告】半年以上続いた不調が改善へ──仙腸関節からのアプローチ

坐骨神経痛

【症例報告】半年続いた不調が改善へ──カギはAS(非荷重)へのアプローチ


本日は、当院に通院されている患者様のケースをご紹介します。
「どこに行っても改善しなかった症状が、正しく評価、施術することで変化し始めた」
そんな実例です。

■半年間どこに行っても改善しなかった症状

来院されたのは、半年以上前から身体の違和感と痛みに悩んでいた患者様。
整骨院・鍼灸・整体など、いくつかの治療院を回られていたそうですが、
「治療しても変わらない」
「数か月治療しても良くならない」
「原因をはっきり説明してくれる先生がいなかった」
と悩みを抱えておられました。

特に朝起きた時や歩行中の痛みが強く、日常生活にも支障をきたしている状態でした。

■施術4回目で“AS”の処置を実施

初回から状態を丁寧に評価し
筋肉の緊張、可動域、骨盤や股関節の位置関係、体重のかけ方などを詳細に分析しました。

その中で注目したのが、左側の骨盤(腸骨)にある前上方水平軸変位(AST)
股関節の硬さや歩行時の体幹の傾きとの関連性から、ここが一つのカギだと判断しました。

そして、4回目の施術でASに対する処置を実施。
さらに周囲の連動部位にも丁寧なアプローチを行いました。

■そこから症状が寛解に向かい始めました

ASへの処置を行った後には、劇的な反応で一時期症状がひどくなりましたがその後、急激に痛みが軽減し始め、歩行時の違和感も回数を重ねるごとに少なくなっていきました。

現在は6回目の施術を終えた段階ですが、半年間どこに行っても取れなかった症状が、確実に寛解に向かっています。患者様も感じてもらえているのが何よりです。

実際には、まだB-1と言われる領域、仙腸関節の安定化など対応すべき場所はあります。

■まとめ:根本的に診ることで身体は変わる

「膝が痛い」「腰がつらい」と言っても、原因がそこにあるとは限りません。
本質を見極めるためには、全身を評価し、構造的なバランスや機能的なつながりを丁寧に見ていく必要があります。

痛みの出ている部位だけにとらわれず、「なぜそうなったのか?」を徹底的に追求し、施術方針を組み立てています。

私には、1回で全部治す技術やどんな症状にも効く魔法の治療はできませんが対応していく中でお力になれる部分もあると思います。

長年悩んでいる方、どこに行っても変わらなかったという方こそ、ぜひ一度ご相談ください。
一緒に本当の原因を見つけて、改善への一歩を踏み出しましょう。

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