【整復の原理とその違いとは?】従来の方法との比較

実際の症例

体を整えるという考えでは「整復」という言葉が重要なキーワードになります。
今回は、自身の診療の考えや視点から見た整復の原理と、従来の整復法との違いについて、図解を交えてわかりやすく解説します。

  1. 整復とは何か?

整復とは、関節や骨格のズレや歪みを元の状態に戻す手技のことを指します。一般的にはケガの応急処置などを連想するかもしれませんが、より広い意味で「関節の生理的な位置と機能を取り戻す」ことを目的としています。

(A)一般的な方法
• ① Traction(牽引) → ② Slide(滑り)
関節面をいったん引き離してから滑らせる手法。

(B)当院の診療方法
• ① Compression(圧縮) → ② Slide(滑り)
生理的圧力を利用して関節を滑らせる方法。
バイオトライボロジー(生体摩擦学)の視点を取り入れ、圧縮力を加えることにより関節の負担を最小化、機能回復が高く、反応も短期間で得られるとされます。

自重(重力負荷)による整復を非常に重要視しています。重力という日常的な力を活用し、関節や骨格に自然な圧をかけながら、徐々に正しい位置へと戻していくのです。

このモデルは、いわば「自然治癒力を最大限に引き出す整復法」とも言えます。

なぜこの整復を用いるのか?
• 機能回復が速い:筋・関節の反応が早く、長期的な効果も見込める。
• 負荷を味方にする:重力や圧力など、日常的な物理要因を治癒に活用。
• 二次的障害の予防:短期的な整復だけでなく、再発予防にもつながる。
• 見た目は同じでも中身が違う:従来法と動作は似ていても、根本原理と得られる結果は全く異なる。

→体に最小の負荷で最大の効果を与えることができる。
目的は、自然治癒力を生かすことです

整復はただ骨を「戻す」「動かす」だけではなく、「どうやって戻すか」が極めて重要です。重力や圧縮などの自然な力を利用しながら、関節の正しい機能を再獲得することを目的としています。

整骨院や整体を受ける際には、ぜひその整復法がどのような原理に基づいているのかにも注目してみてください。あなたに最適なケアが、そこにあるかもしれません。

当院の施術は、現在の状態だけでなく過去の既往歴もしっかりとお伺いをして今の症状だけでなく繋がりを調べて施術を行なっております。

・整骨院、整体、整形外科に行っても治らない
・信頼して体を診てもらえる先生がいない
・自分の体のことを知りたい

お体のお悩み、これは診てもらえるのかな?
などまずは、お気軽にご相談ください

お早めにお話をお伺いできれば手術になる前に回避出来るかもしれません。

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