【症例紹介】足関節の捻挫 〜早期の冷却が回復のカギ〜

実際の症例

こんにちは。大塚武明です。
今回は「足関節の捻挫」の症例をご紹介します。

患者様は1週間ほど前に足をひねって受傷。来院時には、皮下出血、腫れ、熱感、痛みがあり、体重をかけるだけで痛む状態でした。歩行も困難で、患部をかばって引きずるような「破行」が見られました。

患部の状態から、足の甲にある「二分靭帯」(リスフラン靭帯)の損傷が疑われる捻挫と判断。捻挫というと軽いケガのように思われがちですが、適切な処置を怠ると回復が長引いたり、クセになったりするリスクがあります。

初期対応で特に注意したいのが「熱感」です。熱がこもったままだと、体の自然治癒が遅れてしまいます。
今回の患者様は受傷直後にご自身でアイシングをしていたため、来院時には腫れや熱感がかなり軽減していました。これは非常に良い判断をしてくださいました。

当院ではさらに以下の処置を行いました。


• 氷での冷却による熱感と腫れのコントロール
• リスフラン関節・距腿関節の整復
• 下腿筋群の調

※これは、別の方の整復です。

上記の処置を行うと治癒のスピードは格段に変わります。

またPOLICE処置(保護・最適な負荷・冷却・圧迫・挙上)を参考に、患部をテーピングで軽く固定。歩行できる程度に痛みが引いていたため、あえて安静にしすぎず、日常動作の中での「適度な荷重」を促しました。
過度な安静よりも、早期からの軽い活動のほうが回復が早いケースも多くあります。

今回のように、初期対応が早かったことで経過は非常に良好でした。
皆さんも捻挫や打撲などのケガをした際は、まずは氷での冷却(アイシング)をしっかり行うことを忘れないでください。

当院では怪我の治療にも対応していきます。

また体全体を検査し、原因を見極めたうえで施術を行います。
• 整形外科や整体に行っても良くならない
• 信頼できる先生に診てほしい
• 自分の体の状態を詳しく知りたい

そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
早期に対応できれば、手術を回避できる可能性もあります。
まずはお気軽にお問い合わせください。

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