セルフで出来る背中の硬さを取るストレッチ
実際の臨床でもお伝えしているストレッチです。
まず、専門的な話をすると胸郭と言われる部分の硬さ(可動域の悪さ)は、様々な症状に関係しています。
例えば、腰痛、肩こり、姿勢の悪さ(猫背)などです。
そもそも脊椎(胸椎)は前方に曲がりやすく、後ろに反りずらい形状をしています。=猫背になりやす形をしています。


そして日常生活での姿勢やデスクワークでの姿勢は、必ず背中が丸くなってしまいます。
=脊椎が屈曲して伸展可動域制限がかかる
丸くなったの背中を伸ばしていくストレッチです。
やり方は、このように状態をそらしていきます。この状態をまずは、30秒間やってみてください。
少し上を向くようにします。

この時に気を付けてほしいのは
①腰が無理に反っていないか?
②腕はきつくなっていないか?
①腰は、胸椎と逆の性質があり反りやすく、前側に曲げづらいです。上体を上げた際は、腰の反りが強制されて痛みが出る場合がある。
②腕のつく位置により支えるのがつらくなる。腕のトレーニングではないので肘をしっかりと伸ばし無理のない位置に置きます
実際の診療の際に途中でこのストレッチを入れるとかなり脊椎の可動が出て手技の効果を上げることができます。
脊椎の感触もかなり良くなります。治療も大切ですが患者さんご自身が体を動かしてもらうことも大切だと感じる場面でした。